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団地建替事業と民間活力導入の方向性 市営住宅柏陽・恵央団地建替基本構想の策定について | 恵庭市

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(1)

Ⅴ.団地建替事業と民間活力導入の方向性 1.団地建替スキーム

柏陽団地と恵央団地の両敷地の一体的な活用、及び効果的・効率的な土地利用の観点により団地 建替スキーム(3パターン)を、以下に整理します。

◆パターン 1

・恵央団地敷地に移転先住棟の整備 ・柏陽団地北側敷地(一部)で現地建替 ・余剰地の創出

【メリット】

・JR恵み野駅徒歩圏の柏陽団地敷地に整備される建替後住宅に入居を希望する現入居者への対応 が可能。

・建替後の市営住宅団地として、かしわぎ公園と一体性・連続性のある環境づくりや景観形成が可 能。

・柏陽団地南側敷地で創出される余剰地は面的な広がりをもつため、効果的・効率的な土地利用が 可能。

【デメリット】

・恵央団地未利用地で創出される余剰地が分断されるとともに、一部敷地は市営住宅住棟に囲まれ る形となるため、効率的な土地利用が難しい。

(2)

◆パターン 2

・恵央団地敷地に移転先住棟の整備 ・柏陽団地南側敷地(一部)で現地建替 ・余剰地の創出

【メリット】

・柏陽団地敷地に整備される建替後住宅に入居を希望する現入居者への対応が可能。

・柏陽団地北側敷地で創出される余剰地は面的な広がりをもつため、効果的・効率的な土地利用が 可能。

【デメリット】

・柏陽団地南側敷地で創出される余剰地が比較的狭くなるため、効率的な土地利用が難しい。 ・恵央団地未利用地で創出される余剰地が分断されるとともに、一部敷地は市営住宅住棟に囲まれ

る形となるため、効率的な土地利用が難しい。

・現地建替及び最優先活用する余剰地のエリアの事業計画初期での設定とともに、現入居者への説 明と移転等意向の把握を行った上で具体的な移転・再入居計画の立案・調整、それに基づく段階 的かつ長期間に渡る移転対応が必要。事業全体の進捗に影響を及ぼさない円滑な移転対応が必要

(3)

◆パターン 3

・恵央団地敷地に柏陽団地全棟を移転集約建替 →柏陽団地の用途廃止

・恵央団地敷地の効果的な土地利用のために、より一層の面的広がりの確保

→けいおう公園の形状変更(恵央団地敷地一部との土地交換)と、公園に係る都市計画変更手続き ・余剰地の創出

【メリット】

・柏陽・恵央地区における市営住宅団地は1箇所に集約されるため、効率的な維持管理が可能にな るとともに、維持管理コストの削減にもつながる。

・市営住宅を恵央団地敷地に集約することにより、集約化で創出される余剰地の面積は最大化され るとともに余剰地の連続性も高まり、余剰地のより効果的・効率的な活用が可能。

・未利用地(恵央団地敷地)に移転先住棟の全棟を集約整備できるため、柏陽団地現入居者の移転 計画が立てやすく、かつ入居者の効率的で円滑な移転が可能。

【デメリット】

・柏陽団地を全て恵央団地に移転集約し、柏陽団地敷地での現地建替は行わない。柏陽団地に整備 される建替後住宅への入居を期待する柏陽団地現入居者については、余剰地(柏陽団地敷地)に 民間賃貸住宅借上公営住宅が整備された場合はその住宅への移転による対応となる。

(4)

2.民間活力導入範囲の方向性

団地建替事業及び団地(住棟)などの集約化により創出される余剰地活用について、事業の効果 的・効率的な展開に向けて、民間活力導入範囲の方向性と民間側の評価を整理します。

民間活力導入を

想定する事業 民間活力導入範囲の方向性 民間側の評価 ①柏陽団地建替事業 ・民間事業者が柏陽団地・恵央団地の両敷地を活

用し、柏陽団地の移転先(受入れ)住棟・現地建 替住棟を整備・確保します。

・民間活力導入で、事業効率化による工期短縮や 財政削減効果が期待できます。

・民間活力導入の効果を高めるためには、住棟配 置・構成や仕様等の制限(要求)は最小限とし、 民間事業者による提案の自由度を確保する必 要があります。

・地元企業で市営住宅の 設計・建設の受注実績 があるので、団地建替 の民間活用事業に対し ては地元企業がグルー プ化できた場合には参 画可能と考える。

・団地建替を含む民間活 用 事 業 へ の 参 画 は 可 能。

・団地建替事業がBT方 式となった場合、附帯 事業を含む事業全体の 中で最も収益性を期待 できる事業。

・建替整備戸数 140 戸 では当社参画には規模 が小さい。

【柏陽団地建替事業に係る、今後の市営住宅団地 の維持・管理・運営の方針】

・市では平成 30 年度より全団地の維持・管理の 一部を外部に委託することとしており、将来的 には指定管理者制度導入の可能性を含めて検 討することとしています。

・このことから、柏陽団地及び恵央団地の建替え に併せて、当該団地のみ民間事業者が維持・管 理・運営を担う手法は、他団地入居者とのサー ビスの公平性に乖離が発生する他、将来的な維 持・管理の一元化に向けて支障をきたすことが 予想されるため、維持・管理・運営を含めた整 備手法は適切ではないと考えられます。

1)柏陽団地 ・恵央団地 の余剰地 活用

・民間事業者が団地(住棟)の集約化により創出 される団地余剰地の活用を行います。

・余剰地活用に対する市の要求条件として、現段 階において次の2つが想定されています。 ○柏陽会館・柏陽憩の家の移転集約整備 ○すみれ保育園の移転整備

・上記の施設整備の展開手法∼施設単位ごとの整 備または3つの施設の複合化、余剰地(土地) の所有主体・賃貸借関係、建物の所有主体・賃 貸借関係などについては、基本計画において設 定するものとします。

・民間事業者のノウハウや実績等を活かした事業 効果が期待できます。

・戸建宅地開発は当社ま たは地元企業グループ 化での参画は可能と考 える。

・公共(柏陽会館・憩の家) への床貸しの場合、賃 貸契約の家賃だけで施 設建設費・管理費等が 賄えることが理想。

・公共への床貸しの賃貸 契約は長期(30 年間 程度)が理想。

(5)

民間活力導入を

想定する事業 民間活力導入範囲の方向性 民間側の評価

2)柏陽会館 ・柏陽憩の家

の移転後の 跡地活用

・柏陽会館・柏陽憩の家を移転集約整備する場 合の対象事業。

・民間事業者が柏陽会館・柏陽憩の家の移転後 の跡地活用を行うことが期待できます。 ・跡地は公共施設とその駐車場等を整備するに

は狭小であり、公共施設等の将来的な整備は 想定しにくいため、跡地(市有地)の民間へ の売却が最も有効な手段と考えられます。 ・民間活力導入効果を高めるためには、跡地活

用の制限(要求)は最小限とし、民間事業者によ る提案の自由度を確保する必要があります。

・交通量の比較的多い道 路に面しているので、 コ ン ビ ニ 等の 小 規 模 な 店 舗 等 は考 え ら れ る。

・比較交通量の多い道路 に面するが、カーブ箇 所のため、商業施設展 開 に は 慎 重な 検 討 が 必要。

3)すみれ保育園 の移転後の 跡地活用

・すみれ保育園を移転整備する場合の対象事業。 ・民間事業者がすみれ保育園の移転後の跡地活

用を行うことが期待できます。

・跡地は公共施設とその駐車場等を整備するに は狭小であり、公共施設等の将来的な整備は 想定しにくいため、跡地(市有地)の民間へ の売却が最も有効な手段と考えられます。 ・民間活力導入効果を高めるためには、跡地活

用の制限(要求)は最小限とし、民間事業者によ る提案の自由度を確保する必要があります。

・住宅地内のため店舗等 は難しく、戸建宅地が 妥当と考える。

・この敷地に限らず、余 剰地・跡地活用の収益 施 設 に つ い て は 十 分 な市場調査が必要。

③入居者移転等

支援事業[附帯事業]

・柏陽団地の現入居者の移転先住戸の確保とし て、既存民間賃貸住宅借上公営住宅及び民間 賃貸住宅の確保等支援を民間業務とすること が有効な手段と考えられます。

・柏陽団地の現入居者に対する民間賃貸住宅・ 引越業者等の斡旋や契約手続き等支援を民間 業務とすることが有効な手段です。

・上記の業務を民間業務とすることにより、円 滑な事業推進、手続きの効率化、住民サービ スの向上、並びに事業期間の短縮が期待でき ます。

・当社が既存民間賃貸住 宅借上公営住宅の所有 者となるのは難しい。 地元で土地・建物を所 有してもらえるオーナ ーを募ることが考えら れる。

・若草小学校区内に、現 状、既存民間賃貸住宅 借上公営住宅及び団地 入居者移転向けとなる 空き室物件はほとんど ない。

(6)
(7)

3.土地利用に係る事業展開の事業手法等の整理

◇市の要求条件なし

BT方式 BOO方式 BOO方式 跡地(市有地)の

(買取り公営住宅) (借上げ公営住宅) [市有地賃貸型] 民間への売却

b

施設の設計・建設のみを 民活事業として契約し、 完成後一括払いで市が買 い取る方式

民間が施設を建設・所 有・維持修繕し、市が公 営住宅として借上げ、契 約期間終了後も民間が施 設を所有し続ける方式

民間による提案、事業実 施

施設の設計・ 建設のみを民 活事業として 契約し、完成 後一括払いで 市が買い取る 方式

市有地を民間に賃貸 し、民間が施設を建 設・所有・維持修繕 し、市が必要床を賃 借し、契約期間終了 後も民間が施設を所 有し続ける方式

民間が施設を建 設し、完成後は市 が買取り(所有権 を市に移転)し、そ の後一定期間、運 営を同一の民間 に委ねる方式

民間が施設を建設・維 持管理・運営し、契約 期間終了後に市に所有 権を移転する方式。 民間による市有地利用 に関する権利・契約等 の調整の必要あり

民間が施設を建設・所 有・維持修繕し、市が 必要床を賃借し、契約 期間終了後も民間が施 設を所有し続ける方式

民間による提案、事業実施

民間(市有地売却) (柏陽団地敷地)

2)柏陽会館・柏陽憩の家の移転 後の跡地活用、3)すみれ保育園

の移転後の跡地活用

市所有 (市有地売却)民間 ①柏陽団地建替事業

②余剰地活用[附帯事業]

民間 (市有地売却)

1)柏陽団地・恵央団地の余剰地活用

余剰地(市有地)の

民間への売却 BT方式 BTO方式 BOT方式

民間 (市有地売却) ◇市の要求条件あり→ ○柏陽会館・柏陽憩の家の移転集約整備 / ○すみれ保育園の移転整備

市所有 (柏陽団地敷地)

BOO方式

c

事業手法概要 a 事業手法

土地保有 事業手法、 事業・運営項目

事業展開(案)

(柏陽団地敷地)

d 民間 民間 民間 民間 民間 民間 民間

e 市 民間 市 民間 市 民間 民間

− − −

◆契約期間終了後

の扱い −

原則、入居者移転(退 去)後、事業者へ返還。 ただし、協議により、再 契約(延長)の場合有り

原則、事業者へ返 還。ただし、協議に より、再契約(延 長)の場合有り

契約期間終了後は市に 所有権を移転

原則、事業者へ返還。 ただし、協議により、 再契約(延長)の場合 有り

民間 市が建物借上げ料を支払

市の要求条件設定による 市の要求条件設定による 民間(協議・契約により住戸 内・共用部分に関して自治 体との分担の場合有り)

(敷地内道路、上下水道

民間(ただし、市の要求条

件に明記する必要有り) 民間 民間

民間

(ただし、市の要求条件に明記する必要有り)

市所有 (市有地売却)

市が必要床分の賃借 料を支払う

市が必要床分の賃借料 を支払う

(市有地売却)

(周辺道路、下水道等) 建物所有

市 建物賃貸

市 民間 市

(市有地売却)

市の要求条件設定によ る

h

(柏陽団地敷地)

市が必要床分の賃借料 を支払う

民間 g 建物維持修繕(維持修繕費の負担者)

敷地内のインフラ整備

i 敷地周辺のインフラ整備 市の要求条件設定による

(建物一部の場合有り) f

c 土地保有

設計・建設 ※以下、全て民間によ

る事業実施 ※以下、全て民間による事業実

民間 民間 民間

◆既存建物解体の権利

k 民間 民間 民間

l 入居者が市に支払う

市が駐車場借上げ料を支 払う(入居者は市に使用料 を支払う)

市が駐車場借上げ料を 支払う

n 市 市

o 工事期間中の土地利用に関する契約締結 − − − −

p 民間 民間 民間 民間 民間

【事業例】 ・戸建宅地

※(仮)緑と語らいの 広場複合施設整備事

【柏陽会館・憩の家跡地の事業例】 ・収益施設(コンビニ ドラッグス 市の要求条件(解体単独の

契約締結の事例なし)

市の要求条件(解体単独の 契約締結の事例なし)

市の要求条件(解体単独 の契約締結の事例なし)

民間(ただし、市の要求条 件に明記する必要有り)

民間(ただし、市の要求条件 に明記する必要有り)

駐車場使用料 市が駐車場借上げ料を支払う

工事期間中の土地利用 の権利

建設等の資金調達

工事期間中の土地利用に関する契約締結 現在入居者の

移転等支援業務

(周辺道路、下水道等)

市の要求条件

入居者管理・家賃収受

(解体単独の契約締結事例なし)

民間

駐車場整備 民間

m

既存建物解体 j

民間

q

・戸建宅地 ・民間賃貸住宅

・収益施設(コンビニ、ド ラッグストア、クリニック モール等)

・サービス付き高齢者向 け住宅 など

広場複合施設整備事 業の事業手法

・収益施設(コンビニ、ドラッグス トア等の店舗など)

・民間賃貸住宅 ・戸建宅地 など

【すみれ保育園跡地の事業例】 ・戸建宅地

・民間賃貸住宅 など

市側に関する評価

・事業効率化による工期 短縮や財政削減効果を期 待できる

・買い取り後は市が住棟 を所有し、維持修繕

・事業効率化による工期 短縮等は期待できるが、 借上げ料と入居者家賃の 差額を市が長期に渡り負 担する

・民間ノウハウ等を活か した事業効果を期待でき る

・市有地の売却益を得ら れる

・買い取り後 は市が施設を 所有し、運 営、維持

・賃料支払いのみ で、施設の建設・所 有・維持の負担なし ・市有地の賃貸収入 が得られる

・買い取り後は 市が施設を所有 し、維持修繕 ・運営委託費の 負担あり

・賃料支払いのみで、 施設の建設・所有・維持 の負担なし。契約終了 後、市が施設所有し、維 持等の負担あり

・賃料支払いのみで、 施設の建設・所有・維 持の負担なし

・市有地の売却益が得 られる

・民間のノウハウ等を活かした事 業効果が期待できる

・市有地の売却益を得られる

民間側に関する評価

・完成後一括払いで市が 買い取るため、事業収支 が安定する

・市による長期間の借上 げのため、賃貸経営が安 定する

・交通利便性が高い既存 街区内でまとまった事業 用地を確保できる ・事業参画には十分な市 場調査が必要

・完成後一括 払いで市が買 い取るため、 事業収支が安 定する

・民間としてリスク が高い方式。必要床 分の契約終了後も建 物が存続する間、市 有地賃料を負担

・完成後一括払 いでの市の買い 取りと運営委託 により事業収支 が安定する

・資金調達から建設、 契約期間中の維持管 理・運営、契約終了後 の所有権移転と、民間 負担が大きい方式

・資金調達から建設、 契約終了後も民間が施 設を所有し続け、民間 として最もリスクが高 い方式

・インフラが整った既存街区でま とまった事業用地を確保できる ・土地活用には十分な市場調査が 必要

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4.団地建替事業に伴う恵庭らしい景観づくりの方向性 (1)恵庭らしい景観づくりの方向性

恵庭市では花や水や緑を大切にしたまちづくりを進めています。

市が景観形成として目指す「花と水と緑に彩られた美しいまち∼恵庭」につながる、団地建替事 業及び余剰地活用等における景観づくりの方向性を整理します。

景観づくりの

拠点・ポイント等 現 況

拠点やその周辺の団地敷地等の 整備における景観づくりの方向性 ①けいおう公園 ・恵央団地敷地に囲まれ、戸建住

宅を含む街区の中央に位置。 ・広葉樹の高木が4本程度、他は

2m程度の中木が並ぶ。最小限 の遊具・ベンチ・東屋等の設置。

【けいおう公園の景観づくり】 ・茂漁川の水辺及び川沿いの豊かな緑

と の 連 続 性 を 考 慮す ると と も に 、 花・水・緑を活かした景観づくりと、 多世代が交流できる公園づくり。 【団地建替事業に伴う、けいおう公園の土地利用について】

・恵央団地敷地の効果的な土地利用のために、必要に応じて、けいおう公 園の形状変更と公園に係る都市計画変更手続きを進めます。

②かしわぎ公園 ・公園四方に背が高く大きく茂る 高木が並び、全体が花・緑で彩 られ、遊具・ベンチ・東屋等も 充実した豊かな空間は戸建住 宅を含む街区のシンボルとい えます。

【周辺土地利用における景観づくり】 ・多くの樹木・花・緑で彩られ、豊か

な広がり・空間のかしわぎ公園との 一体性・連続性のある環境づくり。 ・かしわぎ公園を核とした、潤い・親し み・楽しさを感じられる景観づくり。 ③あかしや公園 ・周りを戸建住宅に囲まれ、小規

模ながらも樹木・花・緑で彩ら れ、遊具・ベンチ・東屋等もコン パクトに設置された、身近にあ る親しみやすい公園。

【周辺土地利用における景観づくり】 ・樹木・花・緑で彩られた身近な公園

であるあかしや公園との一体性・連 続性のある景観づくり。

④団地敷地・建替住棟 周りの環境づくり

・地域ワークショップで複数の住 民から、「花のまちづくりとし て、地域自らが取り組む花壇・ 花畑・家庭菜園づくり」の意見 があり、団地敷地・住棟周りの 環境づくりに反映。

※写真:他町団地の共同菜園例

【団地敷地・建替住棟周りの環境づく り】

・地域のコミュニティづくりにつなが る、多世代が気軽に交流する機会と なる花・緑づくりの場としての共同 花壇・菜園等の取組み。

⑤茂漁川 ・多自然かわづくりを進める、川 のまち恵庭を代表する河川の ひとつ。

・自然豊かな水辺と川沿いには潤 いある樹木・緑が連続します。

【周辺土地利用における景観づくり】 ・多自然かわづくりを進めている茂漁

川(水)を考慮するとともに、川沿 いの豊かな緑との一体性・連続性の ある景観づくり。

(9)

景観づくりの

拠点・ポイント等 現 況

拠点やその周辺の団地敷地等の 整備における景観づくりの方向性 ⑥恵庭バイパス

(国道 36 号)沿いの緑

・恵庭バイパスと柏陽町(住宅地) の間には連続して緑地が設け られ、背が高く大きく茂る高木 や豊かな緑地がつながります。

※写真:恵庭バイパス沿いの緑地 (恵み野跨線橋から見る)

【周辺土地利用における景観づくり】 ・恵庭バイパス沿いの緑地に豊かに茂

る樹木・緑の景観を活かすとともに、 緑地との一体性・連続性のある景観 づくり。

⑦JRからの眺めを 意識した景観づくり

・柏陽団地はJR線に面してお り、JRから見た時に「恵庭ら しさ」を感じられる景観づくり が望まれます。

※写真:左側がJR線、右側が柏 陽団地

【周辺土地利用における景観づくり】 ・JRから見た時に「花のまち恵庭」

を印象づける景観づくり。

・団地敷地でJR線に面するエリアに おいて、見られることを意識した、 樹木・花・緑による彩りとレベルの 高い景観づくり。

⑧地域でポイント となる結節点

・恵み野駅南側エリアのまちづく りにおける多世代交流・コミュ ニティにおいて重要な結節点 で、暮らしの中で恵庭らしさや 楽しさを感じられる景観づく りが望まれます。

※写真:柏木戸磯通と柏木中通の 交差点。平屋の建物は柏 陽団地

【結節点(交差点)に面する土地利用 における景観づくり】

・交差点周辺において、花・緑を活か した彩りや修景による明るく活気が 感じられる雰囲気づくりなど、地域 でポイントとなる景観づくり。

⑨柏木戸磯通沿道の 景観づくり

・柏陽団地及び恵央団地の敷地一 部は、比較的交通量の多い柏木 戸磯通に面しています。 ・恵央団地の既存住棟周りでは、

現在も、花・緑で修景され、よ く手入れされています。

※写真(上):柏木戸磯通(右側が柏 陽団地)

写真(下):恵央団地

【柏木戸磯通に面する土地利用におけ る景観づくり】

・恵央団地の既存住棟周りの手入れさ れた花・緑づくりとの一体性・連続 性のある景観づくり。

(10)

(2)景観づくりの方向性のイメージ

①けいおう公園の景観づくり ・茂漁川の水辺及び川沿いの豊か

な緑との連続性を考慮すると ともに、花・水・緑を活かした 景観づくりと、多世代が交流で きる公園づくり

【団地建替事業に伴う、けいお う公園の土地利用について】 ・恵央団地敷地の効果的な土地 利用のために、必要に応じて、 けいおう公園の形状変更と公 園に係る都市計画変更手続き を進めます

⑨柏木戸磯通沿道の景観づくり ・恵央団地の既存住棟周りの手入

れされた花・緑づくりとの一体 性・連続性のある景観づくり ・花・緑による彩りや修景を通し

た潤い・楽しさを感じられる沿 道景観づくり

⑧地域でポイントとなる結節点 ・交差点周辺において、花・緑を活か

した彩りや修景による明るく活気が 感じられる雰囲気づくりなど、地域 でポイントとなる景観づくり

⑦JR からの眺めを意識した 景観づくり

・JRから見た時に「花のま ち恵庭」を印象づける景観 づくり

・団地敷地でJR線に面する エリアにおいて、見られる ことを意識した、樹木・花・ 緑による彩りとレベルの高 い景観づくり

⑥恵庭バイパス(国道 36 号)沿いの緑 の周辺の景観づくり

・恵庭バイパス沿いの緑地に豊かに茂 る樹木・緑の景観を活かすととも に、緑地との一体性・連続性のある 景観づくり

⑤茂漁川の周辺における景観づくり ・多自然かわづくりを進めている茂漁川

(水)を考慮するとともに、川沿いの 豊かな緑との一体性・連続性のある景 観づくり

④団地敷地・建替住棟周りの環境 づくり

・地域のコミュニティづくりにつ ながる、多世代が気軽に交流す る機会となる花・緑づくりの場 としての共同花壇・菜園等の取 組み

③あかしや公園の周辺の景観づくり ・樹木・花・緑で彩られた身近な公園

であるあかしや公園との一体性・連 続性のある景観づくり

②かしわぎ公園の周辺におけ る景観づくり

・多くの樹木・花・緑で彩られ、 豊かな広がり・空間のかしわ ぎ公園との一体性・連続性の ある環境づくり

・かしわぎ公園を核とした、潤 い・親しみ・楽しさを感じら れる景観づくり

(11)

5.団地入居者の移転対応

(1)恵庭市公営住宅等長寿命化計画における柏陽団地・恵央団地の事業プログラム(計画戸数)

恵庭市公営住宅等長寿命化計画における柏陽団地・恵央団地の整備方針・事業プログラム等の位 置づけ(計画戸数)を、以下に整理します。

(2)他市営住宅団地の入居状況

柏陽団地の現入居者の移転対応の検討のために、柏陽団地以外の市営住宅団地の入居状況(平 成 29 年 3 月末現在)を、以下に整理します。

単位:戸

団地名 管理戸数 入居戸数 空家戸数

恵央団地 182 172 10

桜町団地 228 203 25

若草団地 28 24 4

旭団地 166 154 12

福住団地 32 31 1

有明団地 33 30 3

寿第一団地 58 51 7

寿第二団地 37 31 6

寿第三団地 22 18 4

恵み野南団地 48 47 1

計 834 761 73

※「空家戸数」には、大規模な修繕を要する住戸、事故空家、入居募集予定住戸などを含む。 事業プログラム 予定年度 戸数 備 考 ①恵央団地敷地に、柏陽団地入居者の移転先

(受入れ)住棟の整備

2020 年度 35 戸 2022 年度 35 戸

②柏陽団地の現地建替住棟の整備 2026 年度 35 戸 2028 年度 35 戸

③既存民間賃貸住宅借上公営住宅 2023 年度 20 戸 借上げ期間は 20 年間 を想定

(12)

(3)現入居者の移転対応の方針

前述(1)計画戸数及び(2)他市営住宅団地の入居状況に基づいて、柏陽団地の現入居者(平 成 29 年 3 月末現在の入居状況に基づく)の移転対応の方針を、以下に整理します。

①現入居者の移転対応の方針

グレー部分が建替予定戸数

48 戸:「既存民間賃貸住宅借上公営 住宅(借上げ期間 20 年間)」 への移転(公営住宅等長寿命 化計画に基づく)

79 戸:他市営住宅団地または民間賃 貸住宅への移転

a)他市営住宅団地への移転 最大 73 戸(平成 29 年 3 月末 現在の空家戸数に基づく) b)民間賃貸住宅への移転

上記の残り戸数

※1:現入居者に対し「民間賃貸住宅への仮移転→建替後住戸への移転」の対応を取らずとも、円 滑な建替事業推進は可能。

※2:民間活力導入事業では、現入居者の移転等の対応(支援)を「入居者移転等支援事業」とし て民間事業者による業務範囲とすることを検討・調整。

団地名 現在の 住棟住戸数

入居状況 (平成 29 年 3 月末現在)

建替事業完了後の 管理戸数(内訳)

将来 管理 戸数 合計 柏陽

団地

・72 棟 32 戸 ・簡易耐火構造 平屋、2階建

267 戸 (空家:61 戸)

140 戸

・構造未定 140 戸

恵央 団地

・未利用敷地有り −

・5 棟 182 戸 ・耐火構造

4 階建、5 階建

172 戸 (空家:10 戸)

・5 棟 182 戸 ・耐火構造

4 階建、5 階建

182 戸

移転 移転 建替後 住戸へ の移転

(13)

②移転先住戸の確保の方針

移転先住戸の確保の方法 摘 要

確保必要 戸数 (予定)

1)団地建替事業による整備 ◆柏陽団地・恵央団地 140 戸*1

2)他の市営住宅団地

(空き住戸)への移転

◆団地建替に伴い、他の市営住宅団地(空き住戸)

への移転希望者に対する対応

ア)恵央団地(空き住戸)への移転

イ)比較的近隣の団地(空き住戸)への移転

○有明団地(平成元年築)

○若草団地(昭和 53・58・59 年築) ○恵み野南団地(昭和 60・平成 13 年築)

ウ)家賃を優先した、空き住戸への移転

→比較的低廉な家賃の他市営住宅団地への移転

最大 73 戸*2

3)民間賃貸住宅への

移転誘導(斡旋)

◆今後必要な取組み、施策

ア)空き住宅のリストアップ、斡旋

→宅建事業者との連携

イ)移転費用補助及び家賃補助制度の創設

○制度要綱、実施要領等の整備

最小6戸

最大 79 戸

4)既存民間賃貸住宅

借上公営住宅

◆今後必要な取組み、施策

ア)借上公営住宅制度骨子の検討・調整

○借上条件や期間等の検討・仮設定

イ)借上公営住宅の条件に合致する空き住宅のリス

トアップ、所有者へのアプローチ

→宅建事業者との連携

ウ)制度要綱、募集要領等の整備(以下は全て仮称)

・既存民間住宅借上公営住宅制度要綱

・既存民間住宅借上公営住宅制度実施要領

・既存民間住宅借上公営住宅の採用基準

・既存民間住宅借上公営住宅の

募集要領・様式

◆既設の民間賃貸住宅で借上公営住宅の必要戸数

を確保できない場合の対応(例)

○団地建替事業により創出される余剰地活用の

中で、民間事業者が借上公営住宅向けの民間賃

貸住宅を新築し、移転先住戸の確保を図る。

48 戸*1

※入居戸数(平成 29 年 3 月末現在) 267 戸

注)*1:恵庭市公営住宅等長寿命化計画に示された戸数

*2:市営住宅の空家戸数であり、大規模な修繕を要する住戸、事故空家、入居募集予定住戸など

参照

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